2023-07-17 Mon
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(一部ネタバレが含まれます)
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途中でてくる白いふわふわとして木霊みたいなキャラはもののけ姫も彷彿させるし、なによりも反戦映画としても捉えると風立ちぬが出てきたり。 ただ、それにしては今回の映像はとても画力に力が入っている。
人が食べているシーンや、お婆ちゃん同士の卑しい笑い方や、ペリカンのリアルな口など...。どこか狂気的な程に書き込まれた世界が広がりゾッとした。
そしてこれを考えている宮崎駿(宮﨑 駿)さんは、きっと楽しんでいるんろうなぁとも思った。 上映後、改めて一通り頭を悩ませつつ考えた結果「最後は自分が好きなアニメーションを描く事にしたのかなぁ」と考えていた。その後、帰ってからあれこれ考察を読むと「な、なるほど!!」となり、二重で楽しい。
ある意味、一人ひとりへの解釈を自由に残した映画でもあり、一方で「ストーリが難解」とも言われてもしょうがいない思った。ただ、個人的にはやはり、あのペリカン。あの異常までに細部に拘ったペリカンの画をスクリーンで見ながらニヤニヤしている宮崎駿監督の画が僕の頭に浮かんだのだった。 素晴らしい映画でした。そして、お疲れ様でした。